高知C3、勝てなくても1走11万円。2026年の馬主向け手当を見る
「0勝なら収入ゼロ」と置くと、地方競馬の収支はかなりズレます。高知競馬の2026年度資料では、C級・3歳・2歳競走の馬主向け出走手当は1走11万円。勝てないケースほど、この手当を分けて見る必要があります。
C3で6着以下でも、出走手当は11万円
高知競馬の2026年度「番組編成要領」では、所有馬が出走した場合の出走手当を、重賞・準重賞・A級13万円、B級12万円、C級・3歳・2歳11万円と定めています。
| 区分 | 1走目の出走手当 |
|---|---|
| 重賞・準重賞・A級 | 130,000円 |
| B級 | 120,000円 |
| C級・3歳・2歳 | 110,000円 |
これは着順賞金とは別の項目です。C3普通競走の賞金は1着60万円、2着24万円、3着18万円、4着12万円、5着6万円です。6着以下ならこの着順賞金はありませんが、失格や賞典停止など支給対象外になる条件を除けば、出走手当という別の金があります。
0勝・12走なら、手当だけで132万円
仮にC3の馬が年間12走し、すべて6着以下だったとします。2026年度の通常の出走手当11万円を12回として計算すると、出走手当は132万円です。
これは出走手当だけの単純合計。預託料、購入費、医療費、輸送費、税、厩舎との契約上の支払いなどは引いていません。
「132万円入るから得」という話ではありません。馬主収支を見るときに、0勝を0円扱いしないための数字です。
9月は条件を満たす馬に1走6万円加算
同資料では、第10・11サイクル(9月開催)について、7月末時点で在籍している所有馬が出走した場合、1走につき6万円を加算するとしています。C級なら通常11万円に加えて6万円なので、条件を満たす9月の1走は手当だけで17万円になります。
2歳の高知デビュー馬は別の奨励金もある
2026年度は、高知で生涯初出走をする2歳馬に、時期に応じて50万円・40万円・30万円のデビュー奨励金があります。その後も高知に在籍する「高知デビュー馬」は、3歳12月末まで出走時に1頭5万円の出走奨励金があります。普通のC3古馬と同じ計算に混ぜるとズレるので、別枠として扱います。
馬主の手元に残る額ではない
NARは地方馬主の収入として、賞金・出走手当・着外手当等があり、競馬場によって休場手当や輸送費補助があると説明しています。一方、賞金は一般的に20%相当が進上金として厩舎関係者へ支払われると案内しています。手当や厩舎契約の扱いは競馬場・契約で確認が必要です。
そのため、このページでは「公式に定められた支給額」と「最終的な手取り」を同じものとして扱いません。
次は預託料を入れて収支を見る
出走手当だけで馬主の採算は決まりません。預託料と年間出走数を入れて、何円持ち出すかを見る方が実用的です。計算機には高知C級の2026年度出走手当11万円をそのまま入れられます。
確認した資料
2026-09-02確認。制度は年度途中でも変更される場合があります。
- 高知県競馬組合「令和8年度 高知競馬番組編成要領」(賞金・出走手当・デビュー関連奨励)
- 地方競馬全国協会「馬主になるには」(地方馬主の収入の種類、進上金の説明)